
HSPという言葉を知ったとき、「だからこんなに疲れやすかったのかも」と少しホッとする方もいれば、「じゃあ、どうしたら楽に生きられるんだろう」と感じる人もいると思います。
この記事では、HSP気質の私がHSPの人が抱えやすいと言われている悩みと、日常での取り入れやすい対処法をご紹介します。
「私ってHSPなのかも」と思った方の次の一歩につながれば嬉しいです。
すべての人に当てはまるというわけではありません。
「なんか分かるかも」と自分に近いところだけ、参考にするくらいの気持ちで読んでみてください。
悩み① 人の感情や表情を気にし過ぎてしまう
- 相手の表情や声色が気になる
- 場の空気が悪いと落ち着かない
- 自分のせいかも…と考えてしまう
HSPの人は共感力が高く、周囲の感情を自然と受け取りやすい傾向があります。
機嫌が悪そうな人がいたり、不穏な空気が漂っているのを察知すると、そればっかりが気になりプレッシャーに感じたりします。
そして顔色を気にしながら接するようになったり、場の空気に引っ張られてエネルギーを消耗します。
対処法 「感じ取っている」と自覚する
まず大切なのは、気にしてしまう自分を責めないことです。
「私は今、相手の感情を感じ取っているだけ」
「すべてに責任があるわけではない」
と、心の中で一度言葉にしてみるだけでも、感情と距離が取りやすくなります。
私の場合、はじめのうちは無理に感情を引き離そうとしていましたが、慣れてくると「あ、また自分の感情と相手の感情を一緒にしちゃってる、違う違う」と冷静に離れていくことができるようになりました。
他人の感情を自分ごとにして疲れてしまうということに心当たりがある方は、気をつけてみてください。
悩み② 刺激が多いと、すぐに疲れてしまう
- 人混みや騒音でどっと疲れる
- 予定が詰まると余裕がなくなる
- 何もしていないのに消耗している感じがする
これは、HSPの人が多くの情報を同時に処理しているためだと考えられています。
一つ一つにゆっくり向き合う時間がないと、頭の中に情報がいっぱいになり、疲れてしまいますよね。
対処法 回復する時間を「予定」に入れる
HSPの人にとって、休憩は「ご褒美」ではなく必要な時間です。
- 予定と予定の間に何もしない時間を確保する
- 一人で静かに過ごす時間を確保する
- 家に帰ったら、まず刺激を減らす
「疲れたから休む」ではなく、疲れる前提で休むのがポイントです。
私自身これを意識するだけで、エネルギーの消耗量がだいぶ変わりました。
体もそうですが、頭を休ませるを意識するととても良いです。
実際に私がやっている行動はこちら。
- SNSから離れる
- モヤモヤは紙に書いて整理
- 人が少ない場所で休憩
- 数分でも目を瞑って、目から入ってくる情報を減らす
休むときはスマホではなく、ノートを持ち歩いてジャーナリングしたり、読書に置き換えるのがおすすめです。
悩み③ 些細なことで落ち込んでしまう
- 一言が頭から離れない
- 失敗を何度も思い返してしまう
- 自分を責める時間が長い
HSPの人は、物事を深く考える分、感情も長く残りやすい傾向があります。
私も失敗を長いこと引きずって、よく一人反省会をしてしまいます。
早く立ち直りたいのに、なかなか頭から離れてくれないんですよね。
対処法 考え続けていることに気づく
落ち込むこと自体を責める必要はありません。
- 「また考えてるな」と気づく
- 紙に書き出して一度外に出す
- 体を動かして思考を切り替える
「考え過ぎないようにしよう」ではなく、考えている自分に気づくことが大切です。
考えていることに気づいたら、責めるのではなくなるべくポジティブに思考を変換していきます。
「また考えてるな」→「こんなに考えてしまうなんて私って真面目かも」→「ちゃんと反省しててえらい」→「それは周囲にも伝わっているはす」→「次に繋げるために考えよう」→「考えたらもうこの話は終わり!」
ここまで反省したからもう大丈夫!と自分を元気づけると、自然と心が軽くなっていきます。
起きたことは起きたこととして、しっかり反省し、次に繋げる。
それが済んだら、「もう終わったこと。これ以上考える必要はない」と頭の中に言って聞かせるイメージです。
これを繰り返していたら、極端に落ち込むことが減ったように感じます。
悩み④ NOと言えず、無理をしてしまう
- 断ると相手を傷つけそう
- 期待に応えようとしてしまう
- 後から一人で疲れ果てる
HSPの人は、相手の気持ちを想像できるからこそ、断りづらいことがあります。
言葉を発する前に、相手の返答を想像してしまうのはあるあるですよね。
相手を傷つけそうであればあるほど言いづらいので、「自分が我慢すればいい」となってしまいがちです。
対処法 即答しない選択を持つ
NOと言うのが難しい場合は、すぐに答えないという方法もあります。
「少し考えてから返事しますね」
「今は余裕がなくて…」
これは逃げではなく、自分を守るための大切な判断です。
「もしかしたら忙しいのかも」と相手に想像させることで、相手側も断られる準備ができます。
他人本位になりがちなHSPさんは、自分を守る努力も必要です。
悩み⑤ 「自分は弱いのでは」と感じてしまう
- 他の人は平気そうに見える
- 自分だけが繊細に感じる
- もっと強くならなきゃと思う
ですが、HSPは弱いから敏感なのではなく、敏感だから疲れやすいと言う見方もできます。
自然に感じ取ってしまう・気づいてしまう → 脳で情報を処理 → 疲れてしまう
対処法 強くなるより、合う環境を選ぶ
無理に変わろうすると、自分を否定してしまうこともあります。
それよりも、
- 落ち着ける場所を選ぶ
- 自分のペースを守る
- 刺激を減らす工夫をする
こうした選択の方が、結果的に心は安定しやすくなります。
魚が水の中でしか生きられないように、HSPさんにも合う環境があります。
伸び伸びと生きられるように、自分で意識していくとより楽になっていきます。
【まとめ】対処法は「自分を否定しないこと」から
HSPの悩みは、性格の欠点ではありません。
多くの場合、感じとる力があるがゆえの悩みです。
「自分だけが気にしている」と感じるとき、なかなか人には言い出しづらかったりしますよね。
私も、弱い自分がダメなんだと何度も思いました。
でもその考え方は違うと気づいたとき、長年の悩みが解消されたかのように、心がスッと軽くなりました。
すべてを変えようとしなくても大丈夫。
一つでも「これならできそう」と思える対処法があれば、それだけで十分だと思います。
私がこの記事を書いたよ!
saji 深い思考で本質をみる内向型
考えすぎて、ひとりで悩んでしまう人へ。感受性が高く、些細なことで心が疲れてしまうHSP気質の視点から、読む途中でそっと心が軽くなるような文章を綴っています。「自分だけじゃなかったんだ」「そんなに自分を責めなくて良いんだ」読み終えたあと、好きな小説のようにまた戻ってきたくなる。そんな場所でありたいと思っています。




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